医療トピックス No.4 経鼻的胃内視鏡検査での受診率向上とその普及を目指して

ひまわり A クリニック 消化器内科・消化器外科・呼吸器内科・外科・肛門外科・リハビリテーション科 ひまわりヘッダイメージ
トップ 医療トピックス No.4
医療トピックス

経鼻的胃内視鏡検査での受診率向上とその普及を目指して

経鼻的胃内視鏡検査での受診率向上とそ普及を目指して
医療トピックス一覧へ 医療トピックス No.4

第三回経鼻的胃内視鏡検査法九州懇話会

第三回経鼻的胃内視鏡検査法九州懇話会

■H18年7月29日

福岡市のイベントホール(スカラエスパシオ)で開催された。
一般演題で経鼻と経口での胃内視鏡検査中の循環動態に関する発表があり、経鼻的胃内視鏡検査法は経口と比較して循環動態が安定しており、検査の侵襲やストレスが少ないことが述べられた。

第四回経鼻的胃内視鏡検査法九州懇話会

第四回経鼻的胃内視鏡検査法九州懇話会

■H19年1月20日

福岡市のパピヨン24(ガスホール)で開催され、質疑、応答が活発に行われ盛況であった。
検査体位での注目すべき点では、坐位でファイバー挿入及び、胃の観察を施行することにより、病変部を見落とさないなどの発表があり、経鼻的胃内視鏡検査法の弱点をカバーするように体位変換などの工夫が必要であるとの指摘がなされた。
当院でも患者さんの希望により、坐位でファイバー挿入及び胃の観察を施行しているが、ファイバーの吸引使用が減少し胃内の観察も充分であり、坐位での検査法は、新しい検査体位として有用と考えられる。

■他院との情報交換

久留米市大善寺の藤吉内科消化器科医院と情報交換ができるようになりました。
写真1
藤吉内科消化器科医院 (http://www.medweb.ne.jp/hc/endsc/)
院長 藤吉康明先生(写真左)
現在2施設と情報交換行っています。

食道疾患での経鼻的内視鏡検査法の有用性について

食道疾患での経鼻的内視鏡検査法の有用性について
経鼻的内視鏡検査導入後の食道疾患例は、逆流性食道炎(III以上)5例、食道裂孔ヘルニア3例、マロリーワイス症候群1例、食道静脈瘤2例、進行食道癌1例、食道表在癌1例である。
図(1)は、最近、発見し得た食道表在癌の1例である。 患者さんは、数年前より、胸部中央の違和感を覚え、数カ所の医院で毎年2回の胃内視鏡検査を受けていた。1年前より、熱い食物および冷たい食物も摂食できなくなったとのことで、経鼻的胃内視鏡検査を希望され当院を受診された。
鼻から約33cmの食道粘膜に浅い陷凹性病変(図1:矢印部分)が認められ、組織学的検査で食道癌と診断された。
図1
一般開業医で食道疾患に遭遇するのは希である。経鼻的内視鏡検査を導入してから、(導入前では、逆流性食道炎2例のみ)上記の疾患が、認められたことは、内視鏡検査受診率の向上と思われる。食道癌では、特に進行癌の生存率(予後)は非常に悪い。一方表在癌は予後が期待でき、表在癌を発見し診断することは非常に重要である。経鼻的内視鏡検査は苦痛やストレスが少なく、食道癌及び食道疾患の診療でも有用な検査法と考えられる。

医療トピックス 一覧

医療トピックス 一覧
前のページへ このページのトップへ