第一回経鼻的胃内視鏡検査法九州懇話会
■H17年7月30日
福岡市の博多全日空ホテルで開催され、質疑、応答が活発に行われ盛況に終わりました。手技的なことで、鼻出血、鼻腔内でのファイバー挿入時に、送気をするか吸引するかなど 耳鼻科的な問題点がありました。
第2回の懇話会はH18年1月21日です。
■他院との情報交換
当院と佐賀県で最初に経鼻的胃内視鏡を導入した南医院(佐賀県神埼郡千代田町)とで情報交換をすることになりました。
経鼻的胃内視鏡検査を施行された先生との意見交換は、プライマリケア医の私達には有意義かつ必要で、この検査法により、上部消化管の疾患を早期に発見し治療したいと考えています。
久留米大学外科教授も絶賛
久留米大学外科教授の白水和雄先生、自らが経鼻的胃内視鏡検査を受けられ、非常に良い、楽だとの評価を頂きました。(H17年8月12日)
教授は大腸肛門の専門ですが、この検査法を絶賛されたことは、私達に勇気を与えてくれました。
一年間の経鼻的胃内視鏡検査
当地区での鼻からの胃内視鏡検査が、徐々に浸透してきている印象を持ちます。現在のところ、殆ど全例に鼻から行い挿入不可能例はありませんでした。ただ鼻腔の手術施行一例は、鼻が痛かったとの批評を受けました。鼻からは怖いという方一例は口から挿入しました。1.の鼻腔内での問題点ですが、送気は行わず、吸引を主体とし、モニターに鼻腔の画像が明瞭に映し出されていれば問題解決するのではないかと考えています。今後、経鼻的胃内視鏡検査が標準的検査法として確立されるよう鋭意努力していく所存です。