医療トピックス No.10 CT導入およびそれに伴うストレージシステムのリニューアル

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CTの導入について

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医療画像処理

医療画像処理

【CT画像】
 特に3次元(3D)画像の臨床応用について
1.マルチスライスCTの最大の特徴は、一回転で複数スライスの断層画像の撮影が可能だということである。 1mm以下(実際0.625mm)のスライス厚の画像を500から1000枚程も得ることが出来、 専用のHyper Q-Net(ECLOS専用ネットワーク対応PC解析ソフトウエア)を用いて、 CT元画像のデータから目的とする精細な3次元画像やMPR※3 画像を作成することが可能であり、マルチスライスCTは、臨床に非常に有用である。 3D画像の作成は、画像を様々な処理モード(Surface、Volume、MIP、MinIP、RaySum)で切替えて我々でも簡単に作成できる。 また、解析ソフトウェアでは、従来の3D表示では困難な複数のボリュームデータの色分け表示や3D骨除去がPC上で簡単に処理出来る上、 作成した3Dの作業状態を保存することにより、複数のユーザー間で3D画像を共有できる機能も備えている。 更に、CEV-CPR※4では血管や気管支などの管腔臓器を切断して画像を再構成し、 管腔の断面積や直径の定量的な解析、CEVの動画保存、検査レポート作成などが容易に行える。
当院症例の画像を示す。



3D Minlp 3D MIP
3D RaySum 3D RaySum 気管支

2.CT angiography(CTA)【CT アンギオグラフィ,CT血管撮影】

 3D画像で表示するCTによる血管造影は、末梢血管の狭窄や閉塞或いは動脈瘤など表示することができ、 動脈瘤や動脈解離の立体的な形状や解剖学的な位置を正確に知り得る。
また、これまで造影剤と石灰化の識別が困難であった血管も石灰化のみを抽出して除去することで血管の狭窄を正確に診断可能となり、 今後の臨床応用が期待される。
当院症例の頭部CT angiographyの画像を示す。


3.CT colonography【CT コロノグラフィ、大腸仮想内視鏡検査】

 CTのデータから空気のみを抽出して再構成画像を作成したものがCT colonographyで、 CTを使って内視鏡で観察しているような大腸の3D画像を得るものである。 大腸内視鏡や造影検査での苦痛と比較するとCTは楽であるが、3DのCGソフトで造ったような画像は、 精度的には(特に小さな病変、平坦な病変で)内視鏡や造影検査と比べると劣り、今後の研究が必要である。
当院症例の大腸解析ソフトウェア(CT colonoscopy)の画像を示す。


以上より、高精度な画像処理の時間が大幅に短縮されたことが大きな利点といえる。
※3 MPR (Multi Planar Reconstruction) 任意断面再構成  … 対象物の任意の方向の断面を再構成して表示すること。スライス厚画像を積み重ねて、一つのボリュームデータを作り、それをもとに任意の断面の画像を作成する方法。


※4 CEV-CPR(Cruising Eye View-Curved Planar Reconstruction)  … CEV(仮想CT内視法)によるMPR画像をCEV-CPRという。
管腔臓器(血管、気管、消化管、尿路など)の検査で、内視鏡検査が困難な場合でもCTスキャンされた画像を解析して内視鏡で観察しているような3D画像を作製する方法。
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医療トピックス 一覧

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No 医療トピックス タイトル
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2 経鼻的胃内視鏡検査での受診率向上を目指して
3 経鼻的胃内視鏡検査での受診率向上と検査法の普及を目指して
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