医療法人 玄和会を設立しましたので、皆様方にご挨拶申し上げます。
ひまわりAクリニックは、地域の人々のプライマリケア(*下記参照)医及び全人的医療を目指して平成12年10月2日に開設し、以来、約10年余りが経過しました。
この間、地域住民と良好な信頼関係を築き上げ、安心と安全な医療を提供し、地域医療に貢献してきました。そこで今後とも、
クリニックを永続的に運営していくことはもちろんですが、当クリニックが目指す医療を崩壊させないように持続させ得ることが重要だと痛感しました。
そのためには、まず、当クリニックを医療法人化とし、医師の増員、医療設備の充実及び職員の研修や教育を十分に行い、安定したクリニックの経営を行うことにより、
以前にもまして地域医療に貢献し、地域の医療を守る必要があると考えました。
久留米大学外科(旧第一外科)入局後、胸腹部の外科手術を専門とする一方で、大学関連病院、開業医の病医院にて一次医療を学び、
今は自分の経験を生かして、患者さまに愛されるプライマリケア医、及び全人的医療を目指し、スタッフと共に地域医療に頑張っています。
医療法人の名前の由来ですが、「玄」は、設立代表者 白水玄山の名前の玄山(医師、曾祖父の玄山から受け継ぐ)の「玄」からと、
聖徳太子の言葉、『和をもって尊しとなす』の「和」を用いました。「和」には、人間、組織、社会との間で、助け合い協力し、
良好なコミュニケーションを築きながら理想の組織や社会を実現しようとする意味があります。医療法人が、「玄」のリーダーの考えのもとで、
「和」の精神を持って行動することにより、さらなる医療の充実と発展を図り、国や地域の医療に寄与したいという趣旨から、法人名を「玄和会」としました。
さて、近年、医学の進歩は目覚ましく、新しい医療技術が、臓器移植、遺伝子治療、生殖補助治療などに臨床応用されるようになってきました。
医療技術を駆使してあくまで延命を希望する人がいる一方で日本の高齢化社会では、「いかに健やかに生き、安らかに死ぬか」が大きな課題となっており、
安楽死や尊厳死を願う人々がいるのも事実です。21世紀は、このような矛盾に満ちた問題を抱えながら、新しい医療倫理が要求される時代になっていくと思われます。
コラム&エッセイに
「混沌とする医療倫理に思うこと」を掲載していますのでご覧ください。
平成23年5月1日
*プライマリケア
人それぞれに違いのある健康上の問題の大部分に対応し、患者さまとの継続した信頼関係を築き、家族及び地域において責任を持って診療を行うヘルスケアサービス。