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コラム&エッセイ No.1 医療と市場主義(特に混合診療)について

医療と市場主義(特に混合診療について)を知りましょう。
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今日の日本の経済は市場原理主義に支配され、その中で人や会社は、利潤追求のため比較競争し、強いものが生き残り、弱いものは切り捨てられるという弱肉強食時代が顕著になった。医療の分野でも市場原理導入を推進する声があり、とりわけ政治家、財界の人達がその妥当性を主張し導入を強く求めた。
市場原理の導入での一番の論点は、混合診療である。昨年、混合診療解禁が阻止され、国民皆保険制度が堅持されたが、国民の混合診療への関心は薄かったように思える。
今後も医療制度改革の一つである混合診療についての議論が再燃すると考えられ、以下に混合診療解禁になった場合に危惧する問題点を挙げてみた。
  • 我が国独自の社会的、知的財産である国民皆保険が崩壊する。
  • 財力の豊かな人のみが良い治療や高額及び最先端の治療ができる。
  • 営利主義になり競争激化で医療機関が倒産し、医療従事者が失業する。
  • 株式会社参入により株価を上げるため、医療が商品化される。
  • 医療の質が低下する。質の向上を期待すれば医療費が上がる。
  • 社会的正義(自由、平等、公平)や医療倫理の理念が薄らぐ。
  • その他
私は混合診療の解禁には反対であるが、決して現在の医療や保険制度に満足はしていない。医師が患者さまにインフォームド コンセントを行うように、国も国民に説明し、そして同意を得て初めて改革に望むべきである。医療制度の改革で現行の医療よりも後退するようでは改革の意味がないと考えている。

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